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2008年10月23日 (木)

Dog Days Kiss

先日これから製作に入る僕のソロアルバムに入れるであろう曲の参考資料として8年前のスタジオテープを引っ張りだしてきて聴いてました。

メンバーは、Dr:おっちー、Bass:奈良君、Guitar:等君と僕、Vocal:マラトン。

もちろん今よりずっと下手なんだけど、

それでも今となってはきっと表現することの出来ない何か得体の知れない良さがいっぱい詰まってるんですよね。

思わず一緒にギターを弾いたりしながら何度も聴いてたらついつい朝になってました。

若さが故に向上心の塊だったあの頃の自分と、その後歩き続けて三十路を2年越えたところまできた今の自分。

間違いなく表現力は格段に上がってるものの、

残念ながら肝心の表現したいもいのについての想いはきっとあの頃の方が多彩だったような気がします。

ただその後の色んな経験を経て、涌き上がる一つ一つの想いに対する気持ちはより確固たるものになっていますし、

表現力+根拠がある分自分の中で比較的揺るぎない作品を作ることが出来るようになりましたが、

実はそれが今の僕の音楽の自由を奪っているというのもまた事実なのではないでしょうか?

今までホントに色んな作品を作ってきましたし、

色んな人と音楽で関わりを持ってきました。

僕の場合プレイヤーではないので、作詞作曲、アレンジ、プロデュース、ディレクション、オケ作り、そしてもちろんギター等その関わり方は多岐に渡ります。

もちろん上手くいったこともあるし、逆に結果として上手くいかなかったこともいっぱいありますが、

ただその中でも苦労をしながら僕が色んなことを考慮してその時ベストだと思えたことを選択してきたことは紛れもない事実です。

だから今まで関わってきた全ての作品に対して僕は少なからずちゃんと思い入れを持っていますし、

きっといつまでも失くなることはないでしょう。

そして誰が何と言おうともきっとそれらの想いが僕を成長させてくれたことは間違いありませんし、

今後も更に積み重ねていくことでしょう。

しかし音楽は本当に難しいもので、

ただ伝わったり伝わらなかったりのみならず、

今まで伝わっていたのに急に伝わらなくなったり、

逆に今までは伝わっていなかったのに徐々に伝わるようになったり。

ここまで来ると音楽というよりはあくまでもその人個人の持つ要素が強くなってくるように思いますが、

絶えず世の中が動いて取り巻く環境は刻一刻と変わり続けているにも関わらず、いつまで経っても何の変化を見せないものに不自然さを覚えると同時に、

その中でもいつまで経っても変わらない確かなものがあるということへの憧憬。

音楽はこの相反する2つのことを僕にちゃんと教えてくれてるんですよね。

本当に音楽は奥が深過ぎて僕はまだまだ理解出来そうにありませんが、

8年後には今よりもう少しだけ何かがわかっているのでしょうか?

そしてその時今の自分の音を聴いたらいったい何を想うのでしょうか?

今回のSolo Albumは時間が掛かってもいいから本当にいいものにしないとね。

少なくとも今現在の僕には過去と未来の自分に対しての責任があるから。

そして、願わくばそれを聴いてくれる人にもちゃんと何かが伝わりますように。


楽しさや懐かしさと共に込み上げて来た様々な感情に言いようの無い寂しさを覚えた秋の夜。

ちっきしょ〜!

やってやるっ!


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