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2010年7月12日 (月)

祭りの後。

いや〜、

長くてあっと言う間だったこの一ヶ月。

4年に一度の寝不足月間を無事乗り切りました〜!(あっ!正確にはユーロもあるから2年に一度ね!そういや2年前は現地にいたのにちっとも見れなかったんだよな…。)

そのフィナーレを飾った今日の試合。

これまで数々の期待外れに終わったW杯の決勝という舞台を思えば、

今日の試合はとても面白い試合だったんじゃないかな?

そして今後のサッカーを考えていく上でも結果としてスペインが優勝したことは非常に良かっと思います。

やはりフィロソフィーのない栄光にストーリーは見出だせないし、

ストーリーのない勝者には魅力がなく、そういった者が頂点に君臨してしまったらサッカーその物自体の魅力も損なわれてしまします。

もちろん現場にいる当事者達は「そんなことはどうでもいいからとにかく勝てれば何でも良い」というのは至極当然のことだとは思いますが、

サッカーがこれほどまでに多くの人々に影響を与えていることを考慮すると、

やはり有形無形を問わず様々な形でその影響が結果に関わってこざるを得ない気がします。

そして今回そのフィロソフィーという点に於いて、

やはりオランダよりもスペインの方がフィールド上でもより色濃く体現出来ていたのではないでしょうか?

っていうか、僕は昔からオランダ大好きだったんですけどね(笑)。

歴史上どこの国よりもフィロソフィーにこだわって美しく散っていくというのを繰り返していたオランダ。

戦前に暗いフが「今回はスペインを応援する」って言ってたらしいけど、

今日の散り際も含めてやはり今大会のオランダは「美しさの追求」という点に於いてちと残念でしたね。

まぁ、山本さんも中継の中で『勝者のメンタリティー』ということを再三言っていましたが、

そういう『格』とか『器』といった部分に於いてもスペインの方が完全に上だったのではないかと。(六ペンのまるでだだっ子のような純粋な勝利への渇望は素晴らしいけど、世界の頂点を極めた者としてこれからの子供達の規範や模範になることをと思うと今日の振る舞いは若干…。)

もしかしたらこの先勝つためには一切手段を選ばないという本当にひどいチームが優勝して、

その影響でW杯が結果さえ出せば何をやってもいいんだという浅はかな考えを持った魑魅魍魎共が大手を振るって跋扈する時代が来るのかもしれないけど(まぁ、噂レベルではピッチ内外で既にそういうことがあったって話もちらほら聞くけど。。。)、

やはり内容の伴わない結果が見るものの心を動かすということはあまり想像出来ないし、したくもないですね。

どちらかと言えば性善説を信奉する僕としては、

『結果』が揺るぎのない『事実』として認識されていく世界よりも、

『事実』がしっかり反映されて『結果』になっていくという世界の方がずっと居心地がいいですね。

これは音楽に於いても全く同じことが言える訳で、

やはり売れれば何でも良いという人が奏でる音にはあまり魅力を感じないし、

例え結果を出していても浅はかな考えのまま薄っぺらいストーリーしか持たない者に説得力はありません。

本来サッカーや音楽というものは人間が動物として生きてく上では全く必要のないものであって、

それなのに世界中でこれほどまでに多くの人々がそれに多大なるエネルギーを費やしているというのは、

やはりそこに人間が他の動物とは違う『人間』たる理由があるからではないでしょうか?

音楽やサッカーにはこれまでたくさんの人々が様々な想いを賭し、長い年月をかけて培ってきた歴史がある訳で、

タイミングを見計らってピンポイントでどんなに効率よくアジャストしようとしても、

何のフィロソフィーも積み重ねもないままその歴史を一朝一夕で塗り替えることはやはり容易なことではないのではないでしょうか?

少なくともW杯にはそれくらいの権威と風格が備わっていると僕は信じてますね。

ガーナがあとほんの少しというところまで手が届きながらアフリカ勢初のベスト4を逃したのもその辺りが関係しているように思えてなりません。(2002の4位には今ここでは敢えて触れないようにします。。。)

しかしながら!

その歴史の重みと平行してサッカーは絶えず変化しながら進化を遂げていくという純然たる事実もあって、

実際今大会でも半ば神格化した様々なジンクスが打ち破られるということが起こりました。

開催国のグループリーグ敗退、(これは組み合わせが決まった時点で既に予感めいたものがありましたが、、、)

初戦で負けたチームは優勝出来ない、ヨーロッパのチームはヨーロッパ以外で開催される大会では優勝出来ない、優勝チームはヨーロッパと南米で交互に生まれる等。

これらを踏まえて僕は大会前から自信を持ってアルゼンチン優勝と公言してしまいましたが(だって今大会の参加者の中でマラドーナほどジュールリメ杯が似合う人物は見当たらなかったから。まぁ、今にして思えばあんなに負けた時絵になる人物も他にはいなかったと思うけど 笑)、

まぁ、ジンクスなんて破られる為にあるんだろうし、ひいてはそれが進化の証でもある訳できっとまたそこから新しいジンクスが生まれてくるんだろうし!

この先W杯がどんなドラマを生み出していくのか早くも4年後が楽しみです!


そして忘れてはならないのが我が日本代表ね!

グループリーグ2勝で勝ち点6のベスト16。

いやはや大変素晴らしい結果だったのではないでしょうか?

あの土壇場で勇気を持って決断した監督を始め選手の皆さんは本当に良くやったと思います。

改めましておめでとうございます&ありがとうございました!

ただね。。。

この結果だけを受けて諸手を上げてめでたしめでたしかって言うとそうもいかない。

日本サッカーはこれからもまだまだ上を目指してやっていく訳で、

それには一連の流れの中で良かった部分と悪かった部分をきちっと検証しないといけない。

でもって、今僕が強く思うのは「果たしてあのサッカーでベスト16に入れちゃったってことは良かったのだろうか?」ということ。

ご存知の通り日本は大会直前に戦術を変更しております。

具体的には惜しむさん以来貫いて来たポゼッション重視の考えて走るサッカーから初出場だった98年の頃のようなガチガチに引いて守るスタイルになったということです。

もちろん相手のあることだから相手なりに戦い方を変えるというのはとても理に適ってると思うし、

現場にいる人達は目の前の結果を出すためにありとあらゆる策を講じてその中から最善だと思えるものをチョイスするというのは正しいと思うのですが、

今回のあまりにも性急なドタバタ劇は結果が伴わないプレッシャービビってせっかくそれまでに築き上げてきたフィロソフィーを曲げたとしか僕には思えないんですよね。

最初からこれでいくんだったら違った選手選考もあったんじゃないかっていうのもあるし、

あそこまでいったんだったら自分たちが今までやってきたことを貫いて開き直って欲しかったって思いもありますしね。

確かにそれで結果が出なければもっと批判されたんだろうけど、

長い目で見ればその強烈な悔しさをバネにまた2014年に向けてもっとレベルを上げていこうっていう方が良かったかもしれないというような気がしてなりません。

そういった想いも手伝ってか今回もまた散り際に何とも釈然としないものが残ったような気がするんですよね。

パラグアイはブラジル、アルゼンチン以外の南米の例に漏れず堅守速攻というフィロソフィーが脈々と受け継がれてきていて最初からああいった面白みのない試合展開が予想出来た訳だから、

せめてあの試合くらいはポゼッションを高めた今までの戦い方をしても良かったんじゃないかと。

初出場で訳がわからないまま何も出来ずに終わった98、

開催国の最低限のノルマだったグループリーグ突破を果たして満足してしまい、覇気が感じられないまま戦って負けてしまった02、

そしてチーム内の不和か何か知りませんが、初戦の悪い流れを断ち切ることなくずるずると最後までいってしまった06。

残念ながら散り際という点に於いて今回も今までの大会とあまり変わらなかったように思います。


まぁ、終わったことはしょうがないとして、

これから日本がこの堅守速攻のスタイルをベースにチーム作りをしていくのか、惜しむが日本人の特性に合うと言ったポゼッション重視の走るサッカーに戻すのか、はたまた何か他の選択肢の中から選ぶのか?

その辺りは僕なんかよりもずっとずっと真剣に考えているであろう関係者に委ねる他ありませんが、

日本のサッカーはこういうサッカーなんだっていう世界に誇れる何かを構築していくことを切に願います。

日本は今とても難しい立場にいることはわかっています。

アジアを相手にする時は概ね格下を相手にサッカーをしなけりゃいけないのに、

世界に出た途端急に格上を相手に戦わないといけない訳ですからね。

ただ、それを使い分けるような中途半端なことをしていたらいつまで経っても日本のフィロソフィーは確立されないと思うんですよね。

ので、格下相手にたまにポロッと負けちゃったり、力が及ばず格上相手に大敗したりしてもいいからとにかく自分たちで主導権を握るようなサッカーを目指すのか、

もしくは勝ってもつまらないと言われたり、攻め手が乏しくガチガチに引いて守った格下相手に引き分けを連発したりしてもいいからとにかくまず負けないサッカーを目指すのか。

まずそのどちらかをはっきりさせてからそれに相応しい選手を育成していって欲しいものです。

ただ、日本から歩ぉる蘭や巣荒れスやクラウディオ呂比須といった人材が育つイメージが湧かないんだよね(笑)。

六ペンや栗ロナやOフェルマウスみたいなウィンガータイプも出てきそうにないし…。(石川〜っ!!!無念っ!)

それかデカくて強いヤツを11人揃えた昔のドイツみたいなサッカーを基盤にするか?

ってか日本人小さいし…。

やっぱ足元の技術がしっかりしててちょこまか動けるタイプならいっぱいいるんだからそれを生かすサッカーをするべきなんじゃないかな?

丁度スペインが優勝してもうしばらくはポゼッション重視のパスサッカーが世界のサッカーのトレンドとして続きそうだし!(レアルに猛リーニョが移ったのがちと怖いけど。。。)

まぁ、幸い日本にも若いタレントがちらほらいるみたいだし(やっぱり皆中盤タイプ…。)、

次の監督選びも含めて今後の日本代表に期待しております!


でもって最後に僕の選ぶ今大会のMVPを発表させていただきます!

個人的にはウルグアイのボランチの15番とかニュージーランドのキーパーとか相変わらずのドノバンとかメキシコの若手のFW(15番?14番?もっと見たかった〜っ!)とか大好きで選んであげたいんだけど、

それらにも増して一番心を打たれたのがあの超低空ダイビングヘッドブロック!!!

そうジョンさんです!

ジョン・照り〜さんです!!!

あんな気持ちの籠ったプレーは絶対真似出来ないわ。。。

DFの鑑ですね。

大会前にもあの試合の前にも色々あったみたいだけど、

そんなこんなも全部ひっくるめて!

ジョン・照り〜!

あんた男の中の男だよ!!!

http://www.youtube.com/watch?v=170K6IcnL18

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