2016上半期読書感想文
僕を忘れたスパイ 下 (キース・トムソン=著/熊谷千寿=訳)
奪還(M・A・ロースン=著/高山翔子=訳)
妻の沈黙(A・S・A・ハリスン=著/山本やよい=訳)
眺めのいい部屋売ります(ジル・シメント=著/高見浩=訳)
リーシーの物語 上・下(スティーブン・キング=箸/白石朗=訳)
失踪(ドン・ウィンズロウ=箸/中山宥=訳)
報復(ドン・ウィンズロウ=箸/青木創・国弘喜美代=訳)
ザ・カルテル 上・下(ドン・ウィンズロウ=箸/峯村利哉=訳)
微笑みの予感(キャサリン・コールター=著/佐野晶=訳)
もう年はとれない(ダニエル・フリードマン=著/野口百合子=訳)
今年の上半期はここ何年かで最もお気に入りの作家の一人『ドン・ウィンズロウ』祭りでした!
本人の執筆活動のせいか、翻訳&出版の事情か、単に僕が知らなかっただけか、気づいたら本屋さんに僕のまだ読んだことないドン先生の新刊が次々置いてあって、
ドン先生の結構な力作を4冊もまとめて一気に読めたのは本当幸せでした。
中でも!
僕が一番好きな『犬の力』の続編『ザ・カルテル』は、下巻まで読み終わった直後色々細かい部分を確かめたくて最初から軽く読み始めたら結局そのまま一気にまた全部読んでしまったほど面白かったですね。
そして!
今回の中では『僕を忘れたスパイ』、『眺めのいい部屋売ります』、『もう年は取れない』の3冊がそれにあたりますが、最近の僕の趣向として主人公が老人という作品が増えてきた気が(笑)。
音楽もそうだけど、やはり老人には説得力がある気がするんですよね。
っと言うのも、ストーリーに欠かせない重要な要素の一つに『時間』というものがあると思うんですが、
老人は若者よりもその『時間』をたくさん過ごしてきている分、一つ一つの出来事や決断に『時間』の重みが加わって、よりドラマチックなストーリーになるんだなと。
更には、自分がこれから間違いなく向かう老年期を諸先輩方はどんな想いでどのように過ごしているのかということに興味があるっていうのもありますし。
まぁ、色んな意味で『ガキ共』がただバタバタしているモノよりずっと深みがありますね。
あとは、おそらく10年以上振りに漫画を買いました!
島君と話してる中で昔二人とも大好きだったこの作品を思い出して、つい!!!
ネットで所謂大人買い?(笑)
いや~、懐かしさと共に、改めてこの着眼点、発想力、そしてそこから広げる展開力には脱帽です!
だってこれだよ?
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